九州ミャンマー友好協会

ミャンマー紹介 概要

ミャンマー連邦は、インドシナ半島にある、ASEAN(東南アジア諸国連合)の加盟国です。
ミャンマー連邦はインドシナ半島西部、北緯10度から28度の間に位置し、
東西900km、南北2000kmをカバーして、南北に伸びる長い国土が特徴です。
中国・タイ・ラオス・インド・バングラデシュと国境を接しています。
海側はマルタバン湾・ベンガル湾・インド洋と面しています。
国土の中央をエーヤワディー川が縦断しており、河口付近では広大なデルタ地帯が形成されています。

【気候風土】

国土が広範なため気候は地域によって異なりますが、
基本的には、中部から南部にかけて熱帯、北部は温帯です。
ミャンマーでは、大まかに分けて3つの季節があります。
2月末から5月初めまでの夏、5月半ばから10月末までの雨季、11月から2月末までの冬。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
19度 23度 29度 32度 33度 33度 32度 32度 30度 28度 18度 16度

日本との時差は、-2時間半で、サマータイムはありません。

【祝祭日】

主な祝祭日は下記のとおりです。

・独立記念日: 1月4日
・新年: 4月17日
・カゾンの満月: 5月11日

【国旗】

ミャンマーの国旗について、解説します。赤は国民の勇気と団結、青は平和と安定、白は純潔を表しています。
紋章の稲穂は農民、歯車は労働者を、周りを囲む14個の星は7つの管区と7つの州が平等という連邦の精神を表しています。

【国民】

ミャンマーでは、8つの主要な部族と135の民族が存在します。
宗教は、国民の90%が仏教で、5%がキリスト教を信仰しています。
ミャンマー連邦の公用語として、ミャンマー語が指定されています。
ミャンマー語は、基本的語順が「主語+目的語+動詞」であり、日本語と同じ骨格を持ちます。

【観光資源】

ミャンマーには、未開拓のジャングル、手付かずのビーチ、2000年以上の歴史を持つ遺跡や寺院を含めて、
幅広い観光観光スポットを有しています。
例えば、世界3大仏教遺跡の1つであるバガンの寺院郡、インレー湖などが挙げられます。

【交通】

日本からのミャンマーへのアクセスは、主要都市(成田・中部・関空等)からバンコク、クアランプール、シンガポール経由で
ヤンゴンへの航空便路線が開設されています。

【経済】

勤勉、低廉、豊富な労働力といった長所をもっていることから、縫製業では、中国、ベトナムに次ぐ候補地として注目されてます。
チーク材を初めとする農水産物や鉱物、天然ガスといった天然資源が豊富です。
1人あたりのGDPは、446ドル(2008)です。

【日本との結びつき】

1954年11月の平和条約締結以来、日本とは友好的な関係を築きあげられています。
経済関係では、対日貿易における日本からの輸入は主要な品目として、機械、電気機器があり、
日本への輸出は主要品目として、繊維、魚介類、農水産物、林産物、が挙げられます。
さらに、日系企業の進出が2009年8月時点で50社以上に上る等、両国間の経済活動も活発になっています。
また、文化関係では、これまでも官民各層において、文化人、青年等の往来を始め様々な文化交流が行われてます。

【基本データ】

◇国名 ミャンマー連邦(Union of Myanmar)
◇首都 ネーピードー(Naypyidaw)
◇位置 東南アジア、インドシナ半島西部に位置し、東は中国、ラオス、タイ、西はインド、バングラデシュに隣接。
◇面積 68万km2(日本の約1.8倍) 東西900km、南北1,300kmのひし形の地域と、その東南端から南へマレー半島にかけて800kmに延びる地域から成る。
◇地勢 中央部/比較的雨の少ない乾燥地帯 ・中南部/降雨量の多いエーヤワディ川デルタ地帯 ・タイと接する南部の海岸地域/高温多湿地帯
◇人口 5,322万人(ミャンマー政府Statistical Year Book 2004)
◇政体 軍政(1988年9月18日以降)
◇元首 国家平和開発評議会
◇民族 ・ビルマ族/67.6%
・シャン族/9.3%
・カイン族/6.7%
・ヤカイン族/4.3%
・モン族/2.6%
・チン族/2.1%
・カチン族/1.5%
・カヤー族/0.5%等、135族が居住。
この他、イギリス植民地時代以降に定住し、ミャンマー国籍を有する中国系、インド系住民が多数居住。
◇言語 ・公用語/ミャンマー語(国民の90%が使用) ・主要外国語/英語
◇宗教 ・仏教(国民の9割が信仰。タイ・カンボジア・スリランカと同じ上座部仏教) ・ナッ信仰(仏教と併存する土俗的信仰) この他、キリスト教、ヒンドゥー教、イスラム教等、少数ではあるが存在。
◇通貨 チャット(1米ドル=5.41チャット(公定レート)(2007年11月平均) しかし、公式の場以外では実勢レートが主流。
◇国民性 穏和で慎み深く、親切。犯罪も少なく、安全性の高さには定評がある。