九州ミャンマー友好協会

会長ごあいさつ

 九州ミャンマー友好協会は、両国民の交流を通じて友好・親善を深める民間の友好組織です。ミャンマーに友情と関心をお持ちの方はもちろん、これからミャンマーについて知りたいと思っている方など、個人・団体を問わず、いつでも誰でも入会できます。
 ミャンマーでは豊かな自然と仏教による純粋な精神風土が脈々と人々に受け継がれ、人々の心の優しさ、素朴さが二千年という歴史の中に生かされています。
 九州ミャンマーの友好はますます広がっていくことでしょう。この輪の中に、是非、皆様の積極的な参加をお待ちします。

九州ミャンマー友好協会
会長
足立 國功

大使ごあいさつ

 私にとってはすでに親しい日本の九州地方の友人の皆様に今のように、九州ミャンマー友好協会を設立出来ました事を大変嬉しく有難く誇りに思っていることを申し上げたいとおもいます。日本とミャンマーの外交関係は55年経ちましたがそれ以前から両国の友好や支援、援助等の関係がありました。例えばミャンマーがイギリス領から独立するためミャンマー愛国者の若者たちが立ち上がって日本から支援や軍学を受けており独立後も日本は、ミャンマー発展のために支援してきました。特にミャンマーに来て、日本に無事にもどってこられた日本の退役軍人たちの好意の支援により、ミャンマーと日本両国間の友好や支援、関係等がありました。それをさらに深め推進することを目的とし、両国で友好協会設立活動が進み政府関係だけで止まらず国民同士の親しい関係が出来ました。現在色々なことで友好協会活動は、低迷しており活発に活動させるため努力する必要があります。この度、九州ミャンマー友好協会を設立できましたことは、両国のための特別な機会だと思います。協会設立にあたって、色々話し合い一生懸命活動して頂きました河野さん、支援関係者の皆様にたいへん感謝しております。
 九州は、人口約1330万人の7つの県からなる日本で三番目に大きい島ですが、東南アジア地域とは近い存在で、特にミャンマーとの関係におきましては、ミャンマー独立以前から特別に友好関係を結んでいた地域でもあります。
 九州とミャンマーの友好の象徴として、北九州の門司港から約1.5キロ先の布刈山に世界平和祈念パゴダが建立されています。これは、第二次世界大戦時にミャンマーの戦地へ多くの九州の兵士が出航していた門司港より見える布刈山に、日本とミャンマーの友好、そして世界平和を祈念し1957年に建立されたものです。
 当時から続いている友好関係の延長線上に、このたびの九州ミャンマー友好協会が設立されたと言えます。九州ミャンマー友好協会は、親善活動を中心に福祉、経済、文化、教育等の分野においても活動されるのですが、駐日ミャンマー連邦大使館としましても全面的に協力し応援していきたいと思います。協会との協議や目標達成のためのアドバイス、また、ミャンマーの現状を随時伝達する等できる限り協力させて頂きます。また、会員の皆様からもアドバイス頂ければ幸いです。
 現在、京都にある日本・ミャンマー友好協会(JMFA)は、ミャンマーにおけるミャンマー・日本友好協会とも協力関係にあり、協会の総会などにおきましても駐日大使としてご挨拶させて頂いたり、あらゆる面で協力させて頂いております。
 今回、九州ミャンマー友好協会が設立されたことについて、両国間の関係を更に発展させる機会が得られたと思います。同時に二カ国間に関する友好関係のために、ミャンマーに関する他の友好協会とも協力しあうことによってさらに両国の関係が堅固になっていくものと思われます。このことに関して友好協会同士が力を合わせて活動されていく様、お願い申し上げます。九州ミャンマー友好協会の会員の方の中には、以前からミャンマーに関心を持って下さり、ミャンマーについてたくさんの事柄をご存知の方も多いと思います。その方たちが先頭に立って、ミャンマーのことを皆様にお伝えくださることにより、ミャンマーの良さをもっと皆様にご理解いただけるのではないかと思います。友好協会の目的が達成できるよう、ミャンマー大使館も必要なことすべてを協力させていただくことを再度申し上げます。今後も九州ミャンマー友好協会の活動が更に発展していく様、そして会長で在らせられます足立國功様をはじめ、会員の皆様方のご健康と更なるご活躍をお祈りし、また歴史的にも深い関係を持つ日本とミャンマーの関係がより堅固に末永く続きますようお祈り申し上げます。

駐日ミャンマー連邦
特命全権大使
ウー・ラ・ミン閣下
※河野 広…九州ミャンマー友好協会 元理事副事務局長
   日本とミャンマーとの交流活動に貢献し、本協会設立においても各方面への橋渡しを通じて重要な役割を担った。